SKY-HI主催のボーイズグループ発掘オーデイションTHE FIRSTから誕生したダンス&ボーカルグループ”BE:FIRST”
個性豊かな7人で構成されるこのグループで、ひときわ異彩を放ち、主催のSKY-HIからも「天才」と称えられたシュントが、実はオーディションの個人順位で一度も1位をとったことがありません。
デビュー前からかなりの高評価で称賛していたのに、なぜ、一度も1位になったことがないのか?についてまとめました。
シュント(久保舜斗)のTHE FIRST(ザファースト)個人順位
・2次審査~17位
・3次審査~3位
・4次審査・第1ステージ クリエイティブ審査~4位
・第2ステージ・疑似プロ審査~8位
・第3ステージ・VSプロ~2位
比較的上位にランク付けされていることが多いのですが、いちばん高い順位で4次審査VSプロの審査での2位です。
以下は3次審査、4次審査の3位までの個人順位です。
3次審査~1位リュウヘイ 2位テン 3位シュント
4次審査
・クリエイティブ審査~1位ソウタ 2位ショウタ 3位レオ
・疑似プロ審査~1位ソウタ 2位リュウヘイ 3位マナト
予測不能なシュント(久保舜斗)のパフォーマンス力
日経エンタテインメントのインタビューで彼らを審査したSKY-HIは「シュントはいい意味でものすごくパフォーマンスに対して、不確実なところがある」と話しています。
NIKKEI STLEのSKY-HIさん連載は本日更新。今週も“今だから書ける”擬似プロ審査の話を。発売中の本誌11月号は「番外編」として、先月号で好評だったBE:FIRSTメンバーが語るそれぞれの素顔<完全版>です。#BEFIRST #SKYHI @SkyHidaka @BMSG_official @BEFIRSTofficial https://t.co/a36mrx2uOl
— 日経エンタテインメント! (@nikkei_ent) October 13, 2021
審査に向けて練習してきたことと、当日ステージ上にあがった時のパフォーマンスが毎回違うことが、シュントの圧倒的な才能をみとめつつも、1位にはできなかった理由です。
ここだけ聞いたら確実に個人順位が下がるのは必然のような気がします。
せっかくアドバイスをもらいながら、プロのトレーナー達と隅々まで練習をしてきているのに、その教えを本番で飛ばしてしまうのですから…
しかし、SKY-HIを困惑させてしまうのが、そのオリジナルの本番のパフォーマンスが”妙にかっこいいから”余計にシュントの順位付けに困ったようです。
ある意味、誰かのマネをせずに自分なりの表現でアーティシズムをバチバチにステージ上で放ち、結果それが、かっこいいパフォーマンスに仕上がってしまっているのです。
そして、本番が終わった後に「段(ステージ)上がってると楽しいなあ!」と言うシュントの満足な表情も1位という順位にSTOPをかける要因でした。
2人の天才・シュント(久保舜斗)とリュウヘイ(黒田竜平)の違い
BE:FIRSTには、もう一人の天才リュウヘイがいます。
シュントと同じ名古屋出身で、エイベックス名古屋校に特待生して入校し、オーディション当時14歳という若さでほぼ、全ての審査で上位3位枠に入っていました。
3次審査、4次審査・VSプロでも上位3位にはいったシュントよりも上の順位をもらっています。
この評価についてSKY-HIは、「音楽に真摯に、パフォーマンスを完璧に、感情を入れてやっていたリュウヘイ」
ステージに上がると楽しい感情が強くなって「自分がしたことは言語化できないけど楽しかったと語るシュント」
プロとしての発想で見た時に、リュウヘイの音楽への向き合い方が、自身をこの先も成長させてくれる姿勢であり、間違いではないことへの肯定を示す疑似プロ審査2位。
シュントには「楽しかったけど、今回あそこのアプローチちょっと違ったかな?」という楽曲への基本をまず落とし込み、反省ができるようになれば、さらに成長するだろうという8位。
デビュー前の現状を、2人のこの先の成長の方向性を考えての個人順位だったようです。
シュント(久保舜斗)が天才な理由
通常では思いつかないような発想を生み出す所が、シュントを天才と思った理由だそうです。
SKY-HIは、シュントの課題に気づきながらも彼のパフォーマンスに魅了されます。
基本、自分が見て、聴いてきた音楽からしか、発想は生まれないものだが、シュントは気持ちが高揚した時に、誰も思いつかないような発想がポンとでてしまう、そしてそれがとても良い方向に決まっているのが、”天才”と確信させた要因です。
シュントに聴いてきた音楽を尋ねても、AAA(トリプルエー)、SKY-HI、UVER world(ウーバーワールド)位と、音楽の領域が圧倒的に少なく、知識の引き出しが不足しているのに、ステージに上がると”楽しい”という自身の気持ちが高揚して、本番でいきなり予想外のパフォーマンスが自然に飛び出し、良い方向に決まっています。
オリジナルが非常にかっこいいのがシュントのパフォーマンスの特徴です。
様々な思いを込めたTHE FIRST(ザファースト)個人順位
SKY-HIは、一概にパフォーマンス能力だけで個人順位を決めているわけではありません。
なのでシュントが1位をとれなかったのも、技術的にというわけではなく、もっと成長してほしいいという期待の表れの順位なのです。
その中にはSKY-HIの、オーディションに参加してくれた若い彼らの未来、人生を背負った責任、覚悟、愛が込められています。
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